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【レビュー】ELECOM MICRO GRAST M-FG2DL

●はじめに

 本日ご紹介するマウスは、エレコムのチルト対応多ボタンマウス「MICRO GRAST M-FG2DL」です。ロジクール以外の商品を紹介するのは、凄い久しぶりですね。調べてみると、2008年1月の富士通コンポーネントのキーボード「Libertouch(FKB8540)」以来、マウスに絞れば、なんとビックリ!Webサイト創設当初のエレコム5ボタン有線マウス「M-F5UB」以来となる模様です。(約6年ぶり…。)

 理由は、まともなマウスが発売されないからで、店に行けば星の数ほどマウスが並んでいるくせに、多ボタン・チルトホイール・無線というマウスになると、グッと絞られてしまうからです。結局ロジクールかマイクロソフトに落ち着いてしまうんですよね。甚だ遺憾ではありますが。

 それにしても、毎度毎度のことながら、あの星屑みたいなマウスたちは一体何なんでしょう?有線2ボタン・チルトしないホイールのマウスなんて、デスクトップパソコンを買うともれなく付いてくるマウスを交換してまで使う価値のあるものなんでしょうか?ノート用?故障時の代替需要?それだけのために、あんな有象無象のあだ花が百花繚乱の狂い咲きをしているんですか?(売り場での多色展開や、塗装のはげた展示品を目の当たりにすると、本当に爛熟ぶりが目に付きますよ。)

 そんな中でこの「M-FG2DL」。飛距離10mの無線・レーザセンサー・5ボタン・チルトホイール・極小レシーバというスペックを持っています。実は、今は個人的に6ボタン欲しいところなのですが、久々に購入しても良いかな?と思えるマウスでした。常用しなければいいかな?とか、そもそも普通の人は5ボタンで十分かもしれない…(購入相談の際に選択肢になれば…)とか、いろいろ考えて試してみることにしました。

 お値段は、登場時(2009年4月下旬)の定価が7000円弱。現在約6000円。おかしいですね、発売後1ヶ月後にネット通販で購入したときは、3800円くらいでした。何ですかこの乖離は。今kakaku.comで確認すると、最安値2800円、平均3800円というところ。これだとライバルはロジクールのM505・マイクロソフトのWireless Notebook Laser Mouse7000あたりですか。M505は、おまけボタンがないもののUnifyingレシーバという特徴、M$の7000は不明ですがレシーバが比較的大きく、傾向的に多分ボタンのスイッチやホイールに一癖あるでしょう。M-FG2DLは、エレコムながらそれなりに戦える存在だと思います。


●そとがわ

m_fg2dl_gaibu01.jpg
 マウス外観です。おまけボタンは親指の部分にあります。チルト対応ホイールなので、ホイールの両側に<>の刻印があるのが見て取れます。

 このマウスの形状ですが、エレコム社の中でヒットしたデザインみたいで、有線/無線・レーザ/LED・おまけボタンの有無・大きさや色などで数々のバリエーションモデルが投入されています。本機種もご多分に漏れず、たくさんの色数と2種類の大きさのマウスが発売されました。その中でも、心惹かれたのがこのスイカの色遣い。確かにグラファイトカラーなどはとてもかっこいいです。しかし、ボタン部分は光沢のあるメッキが施されており、手に汗握る展開になったとき滑りやすくなりそうな気がするんですよね。あと指紋も気になりますし。


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 マウス後ろ側。まあ特に見るべき点はないですね。一応、黒い部分はしっとり加工が施されています。ただ、エレコムのしっとり加工というと、恐るべき前例がありますからね…。凄い恐怖なんですけど?


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 マウス上部から。このナスビ形状は、おそらくMS社の古いマウスの影響を受けているものと推測されますが、サンワサプライも似たような形状のマウスを出していましたよね。その中ではエレコムのこの形は一番好感が持てます。何ででしょう…?なんか琴線に触れるんですよねぇ……。この形で有線式のマウスだと、ケーブルの付け根が保護されていて、断線しにくいメリットが窺えます。(ただし光学センサーがダメでしたが。)


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 マウスと正面に向き合って撮影。ボタンの横幅がロジクールのV320~M505系と比べると広いです。またボタンと本体が分離していて、「ここからボタンです!」と直感で分かるので、これも高評価なポイントです。もちろんボタンの端を押して、スイッチが入力されるのが前提ですが。

 最近のボタンはスイッチ入力における信頼性が落ちていて、つまりボタンの端を押したときちゃんと入力されないことがままあり、それを曖昧にするためにボタンと本体を一体化して、かつボタン自体の幅を狭めているというのが私見です。キーボードにしても、最近はキーピッチを確保する割にボタン自体は小さくなっていますよね。


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 マウス横側から。親指部分のおまけボタンですが、ロジクール製品と比べると押し心地は渋いです。「カチカチ」ではなく「カッチン、カッチン」という具合です。それでも10年近く前のM-F5UBと比べると、僅かに進歩の痕を窺うことができます。ただ非常にレベルが低い比較ですね。


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 マウス裏側。このマウスの最大の特長は、光学センサの位置にあります。この価格帯の多機能マウスにありながら、光学センサが左右では親指側、前後ではマウス中央部分にあるのがお分かりになりますでしょうか?私はもうこの5年来、無線マウスの光学センサの位置について、辻々で訴えてきました。

 曰く、伝統的ボール式マウスや有線式光学センサーマウスは(ASCIIの「見えマウス」を除いてほとんどが)中央にセンサーが位置していたこと、一方で実世界にあってボタンを押す状況を考えれば多くは人差し指で押していること、であるならば、理想的な光学センサーの位置は、過去の使用感との連続性から中央寄りとするか、又は画面上のカーソル位置-人差し指の連動性から人差し指側に近付ける以外にない、と。

 画面上の「OK」ボタンとか、チェックボックスとか、クリックしたいスポット付近にカーソルがある場合、無理に手を動かすと目的箇所を通り過ぎてしまいます。特に無線マウスの場合、バッテリの持ちを良くするために「寝込む」ことがあるので、微調整は難を極め、そんな中から「腕に力を入れるのではなく、手首を捻ってカーソルを動かす」というテクニックが生まれました。この際に光学センサが自分勝手な位置にあると、カーソルが直感と異なる動きを示してイライラ感を感じることとなります。操作する側のイライラを軽視する向きは非常に危険なものと言えましょう。

 ただし、無線式のマウスの場合、バッテリの位置が問題になります。安定感を考えると重心は中央下部寄りが良いものとされ、その場合どうしても光学センサと場所の取り合いとなってしまうのです。ロジクールのMX1100などは、電池を横に入れる構造にして前後の空間を捻出し、光学センサを人差し指側に配置することを可能としています。一方でかかる工夫が確立した後でも、M705などは光学センサの場所が薬指の付け根の下あたりに位置している体たらくです。(M705は他の部分の評価が極めて高いだけに、上位種との差別化では?と勘ぐってしまいますね。)

 今回レビュー対象のM-FG2DLは、電池1本を斜めに格納する構造により、人差し指付け根下の空間を捻出して、そこに光学センサを配置することを可能にしています。電池はメーカ公称値で約2ヶ月なので今となっては若干色褪せますが、非常に現実的な解決策と評価できるのではないでしょうか?逆に正直なところ、この配置の妙によって、マウス全体の評価は混沌としたものとなってきます。

 さて、レシーバは最近流行の極小タイプのものです。エレコム社曰く「1円玉サイズ」だそうです。このマウスレシーバのユニークなところは、レシーバのUSBコネクタが金属でなくプラスチックなところ、またコネクタの接点がむき出しになっているところですね。このレシーバは電池格納庫にしまうことができ、電源スイッチとは連動していないみたいです。(電源は別途スライドスイッチがある。)


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 大きさの比較。左からMX1100、M-FG2DL、M705と続きます。MX1100の大きさが目に付きますね~。一方で、エレコム社によると、M-FG2DLは内部基準で「Lサイズ」なのだそうです。他にMサイズも存在して一回り小さくなっています。まあ、どうなんでしょう、普段使いのマウスとしては、まあ私はこれくらいが限度ですね。これ以上小さいと使いにくい。でも人による部分が大きいところです。別シリーズでは、Mサイズよりさらに小型のSサイズマウスもあるみたいですし。


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 USBレシーバの弩アップ加工版と、あと有意かは別にして、レシーバの大きさ比較です。こうしてみると、USBコネクタの内側にチップ部品が実装されていることが分かります。この写真と、先ほどのレシーバ反対側のむき出しの接点を見ると、レシーバ基板上に接点を配置してコネクタとしているらしいことが窺えますね。

 レシーバの大きさ比較は、左からM705のUnifyingレシーバ、M-FG2DL、V320です。出っ張りとしては、M-FG2DLのレシーバはUnifyingレシーバよりも1mm以下ですが余計に飛び出しています。あまり有意な差ではないですかね。むしろ気になるのは、USBハブ-レシーバ間の隙間でしょう。みんながみんなで恐る恐るマージンを取りあうものだから、こういう格好悪い結果になってしまいます。ACアダプタのコネクタなどもこういう形が増えてきており、こちらは埃が詰まったまま抜き差しして安全問題に繋がりかねません。嘆かわしいですな。

 それにしても、V320のレシーバは、発売当時は小さかったのに、ここまで来ると別次元の大きさですね。ただし極小レシーバも、まだ出っ張りが気になります。ロジクールは「Plug & Forget」と標榜していますがそれは無理です。ノートパソコンなんかでは、指しっぱなしにしてカバンに入れると、PC本体のUSBコネクタ-レシーバ間の隙間に物が引っかかって嫌なことが起きそうな気がします。でも出っ張りを完全になくしてしまうと、「Plug & Unpluggable」になってしまう…。本体側コネクタにイジェクトスイッチを付けるのは無理でしょうし…。やれやれ。


●うちがわ

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 続いて上のガワを外して撮影。ちなみに、バラす場合は電池格納庫のネジをT8のドライバ(*型の溝)で外して、左右にゆらゆら揺らしながら持ち上げればOKです。プラスドライバが使えないのは遺憾で、かつロジクールのT6とも異なる大きさであることが甚だ残念としか言いようがありません。但し、ネジ1本で分解・組み立てができることや、シールや底面ソールの下に隠れていない辺りは、高評価ポイントです。

 開けてパッと見で思うのは、実売2000円台の底辺の多ボタンマウスにしては、失礼ながらなんか凝った作りだな、ということです。エレコムのマウスをバラすのは実質2台目ですが、6年前の基板と比べるときれいでコンデンサや抵抗の類もチップ部品化されています。専門家が見比べれば「レジスト方法が違う!」的なコメントが出せるのでしょうが、あいにく当方は何も理解していない弩素人です。

 左クリックボタンのマイクロスイッチの下にある「___| ̄|_| ̄|_| ̄|_」というパターン、これは無線のアンテナでしょうか?


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 親指ボタン部品を外してみました。ここで、本機最大の悩ましい点、ホイールについて取り上げねばなりません。ホイール周りのスイッチを見ればお分かりになると思いますが、左右チルト部分も、ホイールクリックも、採用されているスイッチが普通のタクトスイッチなのです。しかも非常に重く渋い押し心地です。ハッキリ言って常用するに足るレベルに達していません。

 ロジクールも、チルト対応ホイール第1世代から第2世代に移行した後、左右チルトボタンの出来が悪くなって世間を大いに悲しませましたが、それを遙かに超越する押し心地の悪さです。しかもロ社は着実に代替わりを重ね、第4世代に移行してからは左右チルト部分の押し心地がすこぶる改善されています。第4世代同期の製品としてM-FG2DLのホイールは全く比べものになりません。無論ロ社の第4世代は、主に高級品に採用されており、同価格帯のライバルM505はおそらく第2世代チルトホイールかと思われます。でもそれにしても勝負にならないな、と感じるホイールでした。

 エレコム社のホイールは、徹底的に試した2機種はどちらもロジクールのホイールより僅かに直径が広いような気がします。露出する面積も広いので、ワンアクションで回せるだけ回すと、多分エレコムの方が長距離回転となるように思うのです。実は、私はこれを隠れたエレコムのオリジナリティと評価しているのです。何しろ(上手くメリットを引き出せれば)微調整しやすい構造だと思うので。だのに、肝心のクリック感が最悪とは…。後述しますが前後に回すのも渋いので、これは本当に残念でなりません。

 またこのホイール、はめ殺し風に実装されていて、怖くてはずせなかったことを追記したいと思います。


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 レーザセンサーが正面中央に位置するように撮影してみました。レーザセンサーには、「A7530」と記載されています。HPから独立したAgilent Technologies社から分社したAvago Technologies社のレーザセンサーですね。どうせ多分正式名称は「ADNS 7530」辺りなんでしょう。手前のICには「NRF D(上段)」「24L01(中段)」と記載されています。


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 他に主要半導体も撮影してみます。ホイール横のICは「SONIX(上段)」「SN8P2613XG(下段)」、その横のIC(白い導線に隠れて見にくい)には「ATMLH852」と記載されています。後者はATMELのコントローラかな?


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 先ほどとは反対側からホイール周辺を撮影してみました。ホイール回転部分のスイッチ、これまた変わった構造ですね。今まで安物ホイールも数々を見てきましたが、接点部分と基板を導線で繋ぐというのは初めて見ました。この接点部分の構造自体は他の安物ホイールと同じで、とても回し心地が悪い評価外ホイールです。

 ロジクール製品やマイクロソフトのIntelliMouse Pro以降のホイールは、回転を光学的に検出する「光学式ホイール」と呼ばれる構造をしています。他の有象無象は「機械式ホイール」などと呼称され、一般に光学式の方が故障が少ないと評価されます。ただ、私としては、故障の多寡よりも、回したときの感触を重視したいと思うのです。機械式ホイールは、試した限りにおいて、どれも回し心地が光学式に及びません。20世紀から引きずって今に至る病巣ですがそろそろ何とかしていただきたいです。もう21世紀も10分の1が過ぎていて、もしかして次の世紀まで持ち越すつもりなんでしょうか?

 左右ボタンのスイッチは、たまに(いや頻繁に)見かける「IC」と刻印されたマイクロスイッチが採用されています。最近ロジクール製品では見かけなくなりましたが、押し心地は非常に良いです。M905みたいな高級マウスよりも評価が高いです。…思えばこのマウス、良い点と悪い点が凄い極端ですね。


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 おまけボタン弩アップです。いや、おまけボタンの実装は各社各製品で色とりどりですね。以前のM-F5UBは、高層タワーのようなタクトスイッチを2棟配置していましたが、同時多発テロの影響でしょうか、今は別基板を導線で繋ぐ方法に変わったみたいです。ところで今気になったんですけど、2ボタンなのに赤い導線がなんで3本出ているんでしょうか?

 評価の低いホイールの回転接点と、おまけボタンがモジュール化されて導線で繋ぐ方法を採用しているので、案外しっかり部品を選定した良質のモジュールに取り替えるだけで、このマウス化ける可能性がありますよね。まあ実用段階にするには、さらにチルトホイールとホイールクリックボタンのスイッチも交換しないとダメですが。凄いポテンシャルを秘めたマウスのハズなのに…。


●ドライバ

 基本的にこのサイトはドライバまで深入りしません。が、このマウスは少し違います。購入したのは随分前、去年の夏前、発売一月後でした。期待に胸を躍らせて導入すると、なんとドライバの出来がおかしい。具体的には、別途ドライバを入れる必要があるのに、ボタンのアサインができません。エレコムは、M-F5UBの下りにある通り、任意のキー入力を設定できるドライバをロジクールよりも先に実現しています。それを考えるとまるっきり退化じゃないですか。

 どうもドライバを完成させることができないまま出荷したみたいですね。(失笑) 最近エレコムのサイトを確認してみると、ようやく完成したドライバを公開できるようになったみたいで、ここまで紹介するのが遅れた理由もここにあります。ところがこのドライバ、まだおかしいのですよね。(苦笑) 任意のキー入力をまだ設定できない模様です。しかも左右チルトも設定変更ができない。古いドライバも手動で削除しないといけないらしい。ははーん、もうこれは人材の断絶があったということですね?(嘲笑) もう待てません。それは仕様ですよね、ということで評価および紹介を強行してしまいます。


●その他

 このサイトではお馴染みになっている環境負荷の評価をしてみたいと思います。パッケージに見る環境負荷は、無駄な資源を浪費していないか、すぐに形が崩れるなどゴミになるような構造をしていないか?などにより評価されます。


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 と言うわけでパッケージ。プラスチック素材と、厚紙で構成されています。商品部分を透明のプラスチックで覆って、実物を確認できるようにする配慮は当然ですが、プラスチックで箱全体を構成するのは今や無駄に思えてきますね。またこのパッケージ、開封を繰り返すとプラスチック部分の角が何度も折られて消耗して、すぐに蓋が外れてしまうように思います。さらにプラスチックだけだと強度が保てず、結果厚紙の内箱を入れて補強しているのに、それにしては華奢に過ぎましょう。フレーム部分は素直に段ボールを利用するべきですね。

 加えてこのパッケージ大きすぎです。一体どれだけ大きなマウスを格納しようとしていたのでしょうか?こういうのは直接的には資源の無駄遣いに加えて、間接的には1つのコンテナで移動できる数が減ってしまい、輸送回数が増えることによるコストの上昇・環境負荷の増大、保管コストの上昇、見世棚に陳列できる数が減ることによってメーカは販売機会損失・小売店は取り扱い種類が減るなど、消費者外のところで数々のデメリットがあります。消費者としても持って帰るのが大変で、家ではパッケージの保管場所に頭を痛めることになり、結局消費にかける意欲をそがれてしまうでしょう。バラバラのパッケージが大きいことによるメリットは何一つありません。


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 このマウスはモバイル用途を意識しているのか、巾着袋が付いてきます。ただこのマウスエレコムによると「Lサイズ」なんですよね。両者の発想に何か齟齬がありませんか?まあ、数々の舶来設計思想のマウスにあって、実質的には小さいのでモバイル用途への配慮もありでしょう。ただ私は、こんな本質的でない配慮ではなく、もっとマウス自体の価値を高めて欲しかったと思います。


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 加えて謎のネジ。これ何に使うと思います?


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 正解はマウスを固定するために使います。


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 こんな具合。なんかとんでもなく愚かしい無駄に思えてきませんか?人類が利用できるリソースは有限であることに気付いていないのではないでしょうか?こういう余計な部分に手間暇をかけねば固定できないという点において、このパッケージは明らかに設計ミスを犯しています。ネジにはネジ穴が必要で、つまりマウスの設計にまでパッケージ側が口出ししている訳です。


●おわりに

 いかがでしたでしょうか。最後の方は酷い物でしたが、ことマウス自体に関しては、キラリと光るものをそこかしこに見ることができました。それだけに私はとても悔しいです。

 ただ、見方を変えると、意外に使い物になるかもしれません。実はこのマウス、光学センサー周りと左右クリックに関しては、値段上比類ない出来を実現しています。加えてレシーバも小さい。見た目の納まりも良い。これはひょっとすると、おまけボタンや左右チルトを利用しない向きには、案外受け入れられる可能性を持っているのではないでしょうか?具体的にはマウスジェスチャーで色々実現する勢力です。こういう人たちはおまけボタンへの依存度が高くないと思われますので。(チルトはどうなんでしょう?)

 また、スペック上は、ロジクール製品の上位種に徐々に迫りつつあるという点も注目です。M950やM905のようなハイエンドには敵うべくもありませんが、最近進化していないLX8辺りを凌駕しています。LX8の上はMX620なので、当面は厚く高い壁があります。でも半モバイル用途も意識すると、M705辺りが壁となり、値段上ロ社もうかうかしていられませんね。M-FG2DL発売時点ではM705ではなくVX Revolutionが仮想敵となったので、なるほど確かに良い線を突いたなと。

 こんな感じで、マウス通には全くオールマイティではないものの、一般大衆には用途を限定すれば十分オススメ、マウスウォッチャーには3次元的な勢力図も踏まえると色々見所あり、というなんとも評価に困るマウスでした。

【追記】
 そういえば思い出しました!

 このマウス、NECのFTサーバでも使用できました!!(執筆時点で1世代前の機種) こんなこと確認するのは多分私だけですよね?これは貴重な情報ですよっ!

 縮退運転時にちゃんと切り替わるかまでは確認していませんが、そういうのを期待して使うマウスではありません。(はい、分かって書いています。)

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No title

このマウスを持っているのですが、
最近ホイールの調子が悪く、
分解掃除をしようと思っています。

そこで質問なのですが、
T8のドライバが必要のようなのですが、
T8のドライバというものをよく知らないので
どんなものを用意すればよいのか困っています。
すいませんが、お使いのドライバ、
または「これが使える」というものを
教えていただけないでしょうか。

よろしくお願いします。

Re: No title

>ニックさん
ネジの頭に「+」や「-」ではなく、「*」のような溝が刻まれている
「トルクスねじ」というネジを回すドライバーが必要になります。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%AB%E3%82%AF%E3%82%B9

この溝の大きさが数字で表されるわけですね。T6とかT8とか。
専用のドライバが必要ですが、大きめの100円ショップなどで
見つけられると思います。売り場の商品を手に取ると、T6やら
T8やら書いてあります。
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