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総スペースで考えるべき

HPの薄型液晶「x2301」のレビュー。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/nishikawa/20110613_452740.html

 最初の方で「最薄部」がどうとか、最も厚い部分はどうとか気にしていますが、そんなことはハッキリ言って実用上どうでも良いような気がします。

 問題は、電源装置(ACアダプタ)とコントローラをパネル側から外に出してしまったその設計思想でしょう。(まあ、これならどこでもできそうな製品ですよね…。)

 薄型ディスプレイや薄型テレビにおいて、電源装置を追い出して薄くしようというのは邪道ではないですか?結局、電源装置がなくなるわけではないのです。そして、電源装置を外に出すと、たいてい内蔵させるより大きくなりますよね?ほら、省スペース思想と逆行していますよ。

 そして購入者は電源装置のために、(たいてい想定外の)スペースを捻出することを求められます。ケーブルを束ねて使うことも多いでしょう。他のデバイスの電源装置なども散乱して非常に邪魔で、埃を集める一方で掃除がしにくく、湿度が高い日などはトラッキングが起きやすく危険です。

 ワールドワイドに展開する製品の場合、各地域で異なる電源事情を吸収するため、電源装置を外付けにする意義はそれなりにあります。でも利用者の視線から評価すると、そんなの言い訳にもなりません。どこまでも提供者側の都合というものでしょう。必要であれば、電源装置を小型ユニット化して、外付けでも本体に固定・交換できる仕組み(ずっと昔、レックスマークのプリンタで見たことがあります)を実装するなど、工夫すべきでしょう。

 加えて更なる問題はコントローラを台座に移したことです。もう本当に、この時点で、アーム利用はできないことが確定のような気がしますが、それより何より、注目すべきは台座後ろ側のコネクタ類ですね。

 薄型ディスプレイの台座って、パネルを支えるために、たいていは部品の中で最も奥行きが長くなります。このx2301は、設置するにあたって、奥行きが長い台座+ケーブルのコネクタの長さ分のスペースを用意する必要があるわけです。これも省スペース思想に逆行するもので、もはや末期的な発想にしか思えません。末法の世の到来です。

 こういう中身がなくかつ有害無益な特徴を、なぜ注意喚起しないのか。このまま行くと消費者は馬鹿なままだし、設計者は無駄なカタログ飾りに終始して無能なままだし、何らイノベーションがない、誰も良いことがないまま、ガッカリ感を高めて市場が縮小して結局ライター自身も困るような気がします。

 本来重要だったのは、薄型化なら、電源装置をどれだけ小型化して外に放置することなく本体を薄くできるか、ケーブルに引っ張られることなくコネクタの長さをどのように吸収するか、という課題であり、これは(パネルの品質などとは別に)組み立て販売メーカとしても挑戦する意義のあるテーマだったはずです。ところが、出てきた製品もレビューも何ですか。これは。もう関係者全員に猛省を促したいですね。

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