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お盆補録

 お盆が終わり、蝉の鳴き声が鈴虫の鳴き声に替わると、秋の訪れですね。

 さて、お盆ネタ小ネタ。

 私はCSRの観点から怨念や祟りを持ち出すのですが、恐るべき記事を発見しました。

フィルム生産激減で遺跡発掘写真が大ピンチ
http://sankei.jp.msn.com/culture/academic/090726/acd0907260048000-n1.htm
(Web魚拓版)
http://megalodon.jp/2009-0726-0128-45/sankei.jp.msn.com/culture/academic/090726/acd0907260048000-n1.htm
http://megalodon.jp/2009-0726-0129-51/sankei.jp.msn.com/culture/academic/090726/acd0907260048000-n2.htm

 これは…酷い。無論、サンケイがお馬鹿で意を汲み切れていない可能性はあります。でも本当に奈文研がこの記事のごとく考えている可能性があるような気もするので、背筋がゾクッとしました。

 この記事を読んでも、デジタルカメラに移行しない理由が何も伝わってきません。フィルムは破れたら読めなくなりますよ?デジタルデータの場合、メディアが劣化する前に内容の劣化なしに移行できるというメリットがあるのに、どうして理解しないのやらか。

 (光学メディアに焼いて「後世に残す」ことを想定しているように読みますが、そもそも大切なデータを焼いて残すという神経は尋常でないし、それに明記されていませんけど、人類の共有資産を個人で管理しているような臭いを感じるのは私だけしょうか?)

 確かにFDやMOは「<【時代遅れ】>」(誤解なきように何重も括弧で括らないと気が済みません)ですが、さて、どうなんでしょうか、飯の種がかかってるとしたら、何とかしませんか?それに確保している一現場分のフィルムを使い切ったら、この人たち一体どうするつもりなんでしょうか?

 少なくとも今なら手を回せばFDもMOも普通に読めるのは常識ですし、危なくなったら別のメディアに移行しますよね?だいたいフィルム技術は今まで150年持ったかもしれませんが、果たして今後150年持つものなんでしょうかね?フィルムの保存・現像技術は、FDやMOよりも先に廃れるんじゃないでしょうか?

 今必要なのは、白亜の暗室に籠もる人ではなく、サーバの保守・運用係でしょう。これができないからって、「CDが割れたら…」など、気の利いた中学生にも通用しない屁理屈をごね回すのは大人として恥ずかしい限りです。

 さらに呆れて物が言えないのは、後半、なし崩し的にデジタルカメラが導入され保管先として、「画像はCDなどではなく、データの破損を防ぐため2台のハードディスクで保存している。」という部分。これRAID1だと思うのですけど、曲がりなりにも文化財の価値とデジタル技術を理解している私には、RAID1を強調してバックアップを論ぜずというのは、気の狂った所行にしか思えません。

 例えばこのサイトを個人でRAID1で保存するのはオーバースペックというもの(つまり勿体ない)ですが、1300年持ちこたえた絵画が近年中にカビて元の姿を確認できなくなる可能性があって、その前に写真で保存するのだとしたら、HDD2台に格納して胸をなで下ろしている人たちなど、即刻解職すべきです。RAIDはバックアップの代替にはなりません。

 もう、爆発寸前です。実は、彼らは、知識にアクセスできる人を統制したいだけなんじゃないでしょうか?結局は。

 ダメだ、文化資産を保存する人たちがこの程度じゃ、残すべきも残らんでしょうね。今年はお盆前から背筋が寒かったのか。そういえば今年は冷夏だそうですよ。

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